高速道路IC/SA・PA情報
速弁とは
ここでは高速道路のサービスエリアのみで販売をしている弁当「速弁」について紹介します。
速弁とは

「速弁」は、NEXCO中日本(中日本高速道路株式会社)が始めた高速道路限定の弁当サービスです。空港でのみ購入できるお弁当のことを「空弁」、駅でのみ購入できる弁当のことを「駅弁」と言いますが、当時その2つがヒットしていたことを受け、高速道路でもパーキングエリアのみで購入できる「速弁」が販売されるようになりました。
速弁が購入できる場所
速弁は、NEXCO中日本の管轄である高速道路のサービスエリアやパーキングエリアで購入できます。開発や発売、特許などはNEXCO中日本が所有しています。そのため、同じNEXCOではありますが、NEXCO東日本とNEXCO西日本の該当エリアでは販売されていません。
取り扱いサービスエリア
NEXCO中日本の管轄内となる、以下の場所で購入できます。各サービスエリアには、それぞれの特産物を贅沢に使った地方限定の速弁が存在します。
- 東名高速道路港(港北パーキングエリア、浜名湖サービスエリア、上郷サービスエリア)
- 名神高速道路(養老サービスエリア、多賀サービスエリア)
- 中央自動車道(諏訪湖サービスエリア)
- 東名阪自動車道(御在所サービスエリア)
- 北陸自動車(南条サービスエリア、賤ヶ岳サービスエリア)
- 東海北陸自動車道(関サービスエリア、長良川サービスエリア)
速弁の中身
速弁は平均価格が2,000円前後と、少し高めの高級志向になっています。速弁のコンセプトは「中日本のごちそう~いい旅に、いいお弁当~」となっており、舌の肥えたシニア世代をターゲットにしています。速弁のおかずは、味覚を唸らせ、なおかつ視覚から楽しませるためにこだわりの食材を使用しており、値段にも反映されています。季節、サービスエリアごとにメニューは異なり、季節感のある地域の食材を使用した弁当を堪能できます。
NEXCO東日本も参入
NEXCO中日本が速弁でヒットを生み出し、NEXCO東日本も自社管轄内の高速道路限定の弁当を販売しました。「道楽」という意味から「どら(道楽)弁当」と名付けられた、地域ごとの限定弁当です。どら弁当は、速弁よりも比較的安い値段設定で、500円から1,000円程度で販売されており、過去には新潟県魚沼産のこしひかりで作ったおにぎりや北海道のハスカップを使った炊き込みご飯、北海道産の鮭が入った鮭弁などが販売されました。