高速道路IC/SA・PA情報
関門自動車道/ホームメイト
関門橋は、山口県の下関と福岡県の北九州市門司港の間の関門海峡を結ぶ吊り橋の名称であり、またこの橋を含む区間の高速道路の名称をさします。橋の前後の道路を含む下関ICと門司ICの間は、法律上の路線名は「関門自動車道」となっています。車線数は4車線から6車線(片側2車線から3車線)で、関門橋におけるキロポストの表示、ICの通し番号は、中国自動車道の起点である吹田JCTからの通算となっています。また関門橋の全長は約9.4kmにわたり、制限速度は時速80kmとなっています。
関門橋の歴史

1966年に施工命令が下され、1973年に開通しています。このとき、中国自動車道、ならびに北九州道路とも接続されています。また、1984年に九州自動車道との接続も行なわれました。なお事業費約306億円を投じて建設されました。
関門橋のIC
関門橋のおもなICは、下関IC、門司ICの他、その中間にある門司港ICの3つのみとなっています。また門司港ICのみ下関方面の出入口しかないハーフICとなっています。
関門橋のサービスエリア、パーキングエリア
サービスエリアやパーキングエリアについては、壇之浦パーキングエリア、めかりパーキングエリアの2つのみとなっています。そのうち壇之浦パーキングエリアには、宿泊施設「ハイウェイホテル」が設置されています。ただ、どちらのパーキングエリアにも、給油所は設けられていません。
関門橋との接続道路
下関ICでは中国自動車道と、門司ICでは九州自動車道と、それぞれ接続を行なっています。また、門司ICからは、北九州都市高速4号線と接続が可能です。この道路は、北九州の市街にとっての重要な都市高速道路となっています。また下関ICから、関門国道トンネルとの接続も行なっています。この関門国道トンネルは、関門橋のほぼ真下を通っている海底トンネルであり、関門橋を通行できない際などの通行にも便利です。
関門橋(橋梁部)について
橋梁部分の長さは1,068mです。海面からの高さは61mあり、下を通る大型船にも余裕をもって通過できる作りとなっています。関門橋の橋梁部の車線数は6車線です。建設当時には、日本及び東洋での最長の橋であり、1973年には、優れた橋に対して贈られる土木学会田中賞を受けています。なお、夜間にはライトアップも行なわれます。